スポーツジムを辞めたので「防水テレビ」を買ってみた
5年間通ったスポーツジムですが、最近は運動する時間も取れず、お風呂に入るためにスポーツジムに通っていました。
定休日を除外するとスポーツジムの月運営費は約25日。毎月の会費は約1万円。1回400円の銭湯に通っているようなものでした。1年間で会費12万円。5年間で約60万円!改めて計算してみると結構な出費になっていたことに気付き、2015年末にスポーツジムをやめる事にしました。
地デジ化で映らなくなった浴室テレビ
スポーツジムを辞めた事により主に自宅でお風呂に入る事になったわけですが、5年間通ったスポーツジムではサウナ内にテレビがあったりと、快適な環境だったため、ちょっとばかり物足りない気分に。
マンション購入時に壁に埋め込み式の浴室に室内テレビを取り付けていたのですが(当時の販売価格25万円ほど)地デジ化でアナログテレビは映らなくなっていました。今回、地デジ対応をしようとケーブルテレビに連絡したところ、地デジ化対応は可能だが、機材と取り付け費用で約5万円ほどかかるとのこと。
いまさらアナログテレビを地デジ化しても映像はそれほど綺麗ではないし、5万円あれば最新の防水テレビが購入できるということもあり、防水テレビの購入を検討することとなったのです。
最新のお風呂 浴室「防水テレビ」を店頭で比較してみた
防水のお風呂テレビを発売しているメーカーは幾つかありますが、最近はパナソニックが販売に力を入れているようで、店頭では積極的にコーナー展開されています。ワンセグ仕様から、WiFiや録画機能も付いたハイエンド機まで、価格は2万円から5万円まで3機種について徹底分析と、実際に購入してみたレビューをお届けいたします。
パナソニック ポータブル 液晶テレビ 防水SV-ME7000-W
パナソニック ポータブル 液晶テレビ 防水タイプ ピュアホワイト SV-ME7000-W
一番人気がこちらのワンセグ放送対応の防水テレビ。お手頃価格が人気の理由らしいです。ケーブル接続によるテレビ受信もできますが、お風呂での視聴は基本的にワンセグ視聴となります。弱点としてはワンセグ受信ゆえに電波環境によって映像が左右されるというところにあります。買ってみたら浴室では電波環境の都合上、映らなかった!マンションの密閉した構造なのでどうしようにもない、という可能性もあるのが弱点でしょうか。
また地上デジタルのハイビジョン受信はしますが、液晶ディスプレイがハイビジョンの解像度をサポートしていないので、すごく綺麗な映像とまではいかないのですが、お手頃価格設定ということで人気となっています。
その他機能としては、フォトフレームや、時計、カレンダー表示ができたり、SDカードに番組録画もできるので、これらも人気のヒミツかもしれません。
パナソニック ポータブル 液晶テレビ 防水ビエラ UN-10E5-W
パナソニック 10V型 ポータブル 液晶テレビ 防水タイプ プライベート・ビエラ UN-10E5-W
イチオシのお風呂防水テレビはこちら。前述のワンセグタイプと大きな価格差がないのですが、Wi-Fi機能を搭載しているので、テレビ本体と、受信機器間で映像を転送して視聴する事ができます。地デジの映像を受信機器で受信して電波で飛ばしているので映像の綺麗さはワンセグテレビの比ではありません。
さらに、受信機器には外付けUSBハードディスクを接続すれば番組録画ができますので、録画した番組をお風呂で視聴することも可能となっており、仕事から帰宅した後のお風呂タイムを楽しむことができますね。
さらに、スマホにアプリをダウンロードすれば録画した映像を外からスマホで視聴もできてしまいます。
ちなみに液晶部分はタッチパネル仕様ではなく、画面右横にあるボタンか、付属のリモコンで操作する事になります。
パナソニック 15V型 ポータブル 液晶テレビ 防水 500GB HDDレコーダー付ビエラ ブラック UN-15T5-K
パナソニック 15V型 ポータブル 液晶テレビ 防水タイプ 500GB HDDレコーダー付き プライベート・ビエラ ブラック UN-15T5-K
実際に購入したのはこちら。ビエラ UN-10E5-Wと迷ったのですが、同じ10インチ液晶なら、1万円くらいの価格差だったので、せっかく買うならイイもの買おう!という事でこちらを選択しました。しかし、ちょっと機能が充実すぎていて使いこなせない可能性ありそうです。他機種と比べてのアドバンテージはこちら。
・画面がタッチパネル式ですべての操作が可能
・フロント部分にスピーカーが内蔵されていてポータブルテレビなのに音がイイ
・500Gのハードディスクがテレビ部分に内蔵。
録画して本体だけ外に持ち出せばテレビは映らないけど視聴を楽しめます
※もちろん受信機器のUSB端子にハードディスク追加も可能
ちょっとお風呂で使う分には豪華すぎますよね。でも、同じ10インチならば、実売1万円ほどの差なので、ハードディスクを新規に購入する事を考えても安いとは思いますが、ここまでの機能はいらない気もしますので使用用途に応じて選んでみてくださいね。
ちなみに我が家はかなり密閉したところに浴室があるのですが、リビング部分に設置した受信機器との間の映像転送は極めて良好です。
実際に購入してみて気になったこと、改善してほしいこと
ビエラ UN-15T5-Kを買ってみて1ヶ月。気になったことをまとめてみました
電池の消耗が早い。まめな充電が必要。
本体の軽量化、低価格化のために大きなバッテリーを搭載していないと思われ、これは仕方ないのですが、まめに充電をしないと、「よしお風呂で観るぞ!」となった時に電池切れという事もしばしば。仕様上では3時間30分は持つ事になっていますが、そこまでは持たない印象です。
外部入力端子がない
15インチを買ったので、いろいろと活用したいと思っていましたが、お風呂防水テレビは、用途を特化した商品ゆえにコスト削減のためか液晶ディスプレイには当然ついている映像入力端子がないんです。よって「PS4をHDMIで接続してビエラ UN-15T5-Kポータブルモニターに使う」といった、できそうな事ができません。
これは値段が高くなってもいいので改善して欲しいです。
まとめ
おすすめはUN-10E5-W、もう少し予算が出せるならばUN-15T5-Kの10インチタイプになります。
大きな違いはタッチパネルではなく、外付けハードディスクに対応しているものの別売りとなるUN-10E5-Wと、タッチパネル液晶で、ハードディスク内蔵のUN-15T5-Kの価格差で、どちらを選ぶか、使われる方の用途次第だと思います。
どちらの防水テレビも、かなり進化しているので、値段の高い浴室の埋め込みテレビを選ぶよりも、ポータブル防水テレビの方がおすすめです。
埋め込み型の浴室テレビは配線や電源供給の心配もなく、スッキリとしていて良いのですが価格が高いのと、気軽に機種変更ができるわけではないので、日進月歩で進化するテレビとの相性は悪いかもしれません。