会社員であり続ける事が人生最大のリスクになるかも!?
新しいチャレンジがしたい!キャリアップして給料もアップしたい!社会的ステータスを高めたい!といったポジティブな理由から、人間関係や仕事がつまらないといったネガティブな理由まで転職には様々な理由があるかもしれませんが、実は転職しても世界は何も変わらないという事実を知ってから転職をするべきだと思います。
⒈会社で評価が高い人が必ずしも優秀とは限らない
ある会社でNo1の評価を得ていた人が、さらなるキャリアアップを目指して転職したら、新しい会社では最低評価を受けたというケースがあります。
「特定の組織にいたからこそ最高のパフォーマンスを発揮できる」という人が世の中に存在します。
もちろん能力がある人は転職先でも活躍する可能性もありますが、そういう人は「組織の中だからこそ、うまくパフォーマンスを出せる能力を持っている人」だったりします。一方で会社で評価が芳しくない人が、必ずしも能力が低いとも断言できないわけです。なぜなら評価を下す人の能力に疑問があるケースもあるからです。
本当にスキルが高い人は組織に属さなくても自分ひとりで事業を起こせるわけで、個人事業主や起業でも成功できるハズです。
⒉人間関係で転職するならば、新しい会社でも人間関係に悩む
組織に属する以上、社内、社外とコミュニケーションを取らなければなりません。どんな職場にも馬が合わない人はいるものです。人間関係が原因で転職を決意した人は、新たな職場でも人間関係に悩む傾向が多いと思います。
一番良いのは人間関係を理由には転職をしない事です。組織に属している以上、いっしょに仕事をする上司部下は選べません。
人間関係がうまく行かない事を悩む必要はありません。どうしても解決できない悩みならば、最良の解決方法として、いっそのこと起業するべきです。なぜなら、起業すれば自分が会社のオーナーであり、仕事相手を自由に選ぶ事ができるからです。
⒊転職による給料アップなんて重要ではない
私は何回か転職した経験から
「転職による給料アップは重要ではない」という最終結論に辿り着きました。
世の中には転職で50万〜200万アップした、いや、中にはもっとアップしたという方もいるかもしれません。しかし、仮に200万円アップしたとして一時的には幸福を感じるかもしれませんが、冷静になって考えてみると200万円に対して税金がかかるわけで、この程度の金銭的アップでは、日々の生活は殆ど変わらないという事実に気づくはずです。
長い人生、年老いた自分で過去を振り返ってみる様子をイメージしてみてください。
その200万円は転職までして欲しかったものでしょうか?
会社員であり続けることが人生最大のリスクである
会社員である以上、結果に対して青天井に給料がもらえるわけではありません。むしろ、パフォーマンスに対してリターンが少ないと感じる人が多いのではないでしょうか?
一方で結果を残さない人でも毎月必ず一定の給料がもらえるのが会社員です。
この事から、人によって多少の振れ幅はあるものの、会社員である事は自分の能力に対して対価をもらっているというよりは、時間を切り売りして対価をもらっているといえます。
時間を切り売りして対価をもらっている仕事こそ、レバレッジが期待できない仕事ともいえます。
レバレッジ、つまり1の投資に対して1.5のリターンはあるかもしれませんが、1の投資に対して10のリターンが期待できません。
いま30歳の人も30年経てば60歳で定年です。部長、課長という肩書きもその組織に属しているから価値があるわけで、定年後は何の価値もありません。
定年後も生きていく上で収入が必要になりますが、年金や社会保障に期待するのは難しい世界が、間違いなく待っているわけです。
そう考えると、組織での肩書きと、一時的な収入を維持するために、いま会社員を続けている事に対して深刻なリスクを感じませんか?
だからといって起業を勧めているわけではありません。
日々の会社員としての仕事を続けながらも、近い将来にそういったリスクがある事を常に考え、いつでもアクションが取れるように準備しておくべきなのです。
⒋なんとかしなくちゃと思っている間は何もかわらない
将来のリスクに向けて、なんとかしなくちゃ!と思いながらも、日々の仕事に追われて、何もできずに毎日を送っていませんか?
「なんとかしなくちゃ」と危機意識を持つ事はとても重要ですが、そう思っているだけでは何も変わりません。
いま始めなければずっと変わりません。
いま始めれば半年後、1年後に成果が見えてくるかもしれません。
でも、1年後では成果が見えず、2年かかるかもしれません。
危機意識の高い人ほど、将来のために語学を学んだり、資格の勉強をする人もいると思います。私も同じでした。
語学や資格は否定しません。しかし、冷静になって考えてみると、語学や資格はアクションを起こすための前準備に過ぎず、具体的なアクションに遠いのです。語学を身につけて、資格を取得してからようやくアクションを取るわけで、いま始める人に比べると倍以上、時間がかかってしまいます。
つまり前準備だけでは「なんとかしなくちゃ」は何も具体的に解決されていないわけです。
⒌何かを始めるには、何かをやめる必要がある
すべての人に対して平等に1日は24時間与えられています。特定の人だけ優遇されて25時間与えられるという事はありません。
睡眠、通勤、会社などで既に24時間の使い方は決まっている事でしょう。そこに対して何かを始めると決めたらならば、何かやめなければなりません。
寝る時間を削る?
通勤時間を減らす?
食事や、飲み会、遊びの時間を減らす?
これら既存の時間を減らして、空いた時間を新しい事に充てる必要があります。でも寝る時間や通勤時間を極端に減らす事は難しいと思いませんか?
一方で食事、飲み会、遊びの時間は減らせそうですね。でも、1日24時間の中で、削減できる時間に限界もあると思いませんか?
極論になってしまいますが、今の仕事を辞めれば大幅な時間の削減になります。寝る時間以外、全部新しいことに充てられますね。
つまり、本当に危機意識を持っている人こそ、会社を辞めて自分で事業を始めるという事が、ここに集約されています。
※ちなみに余談ですが、満員電車に揺られてヘトヘトになって出勤するのは異常ですよね。
異常とわかっていても、それを仕方ないと受け入れている自分が既に異常なのですがw
⒍何事も遅すぎるという事はない
ここまでお話しした核心部分について、若いうちに気づいておくと大きなアドバンテージになります。しかし歳をとって守るべき家族ができたり、住宅ローンなどで身動きが取れなくなってしまうと、なかなかアクションが取れないのも事実です。
しかし、何事も遅すぎるという事はないのです。身動きが取れないと思っているならば、取れる範囲で始めれば良いのです。
問題なのは、自分を納得させるために、家族や住宅ローン、年齢的な部分など、できない理由を挙げて、結局何もしない事にあります。
世の中の変化のスピードは、どんどん早くなっています。年齢は関係ありません。いま始めれば、全然間に合いますよ。
まとめ
もちろん考え方は人それぞれです。
こんな考え方もあるんだなぁ、と参考になれば幸いです。
でも後悔のない人生にしたいですね!