【経営陣は変わらず】従業員を大切にしない会社は必ず滅びます
以前勤めていた会社の話です。
この会社が黒字転換したかと思えば、大赤字を出すという感じで
だいたい4年周期で大赤字と大黒字を繰り返している会社でした。
そのため4年に1度のペースで早期退職制度という名前のリストラを実施していました。
それによって多くの人が会社を去るわけですが
経営層は全く変わらず
黒字になったかと思うと、無能な中途を大量採用して、また赤字に転落して
4年後には大規模なリストラを行うということを繰り返してきました。
まさにオリンピック、ワールドカップのような会社なわけですが、資産や仕組みを持っている会社であれば人材の入れ替え、若返りによるコスト削減で、経営は成り立つのですが、特定の資産もなく、むしろ個々の人間のスキルに依存しているような会社なので、いずれは経営が行き詰まると思っています。
従業員を大切にしない会社って社会的にも存在価値はないし、大切にしないことが、その会社の成長や継続に大きな影響を与えるのです。
特に個々の人間のスキルに依存しているような会社なら尚更です。
なぜ、従業員を大切にしない会社は滅ぶのか?
その理由を今回はお話しながら、そういった会社に転職入社することが極めてリスクが高いという話をします。間違って入社すると人生後悔します。
リストラを繰り返す会社は残った従業員の能力もモチベも低い
リストラは必ずしも無能な人がターゲットにされるわけではありません。大昔と違って大手企業は強制的なリストラはできなくなっているので早期退職制度という形でリストラを実行します。
見た目上は自主的な退職というわけですね
でも、実際のところ自主性があるかというと必ずしもそうではありません。
早期退職制度を使うと、多く退職金がもらえるわけですから
その会社に対して不満を持つ優秀な人材ならすぐに応募したくなるものです。
でも会社としてはそういう人に対して、早期退職制度に応募しないように言ってくる場合も過去にはありました。
応募してもいいけど承諾しないからね
と言った感じです。
優秀な人ほど使えないといった事が実際の現場ではあるのです。
(実際のところ本当に優秀な人は早期退職制度と関係なく、その会社に落胆してしまったらすぐに辞めて転職しちゃいますけどね)
一方で、会社側としてリストラしたい人とは必ずしも無能な人ではなく、会社に対して物を言う社員もリストラしたいと考える人が存在します。
仕事はできるけど、声が大きい
その声の内容は常識的だけど都合の悪い人もいるのです。
会社も既得権益の塊のようなもので、会社の業績とかどうでもよく、お金を貰うために今の職位を維持しようと思う人も多いのです。ですから、会社を正しい方向に軌道修正するために大きな声をあげるような社員も、人によっては都合の悪いリストラ対象になる場合があります。
リストラを敢行して結果的にどうなるのか?
・残った社員は必ずしも優秀とは限りません(現場も管理職もです)
・残った優秀な社員は会社に対する忠誠心は薄れ、この空気感に嫌気がさしていずれ退職します
その結果、圧倒的に会社の体力というか、戦う力が低下します。
資産とか、不動産とか、何もしなくても儲かる仕組みがあるなら、それでもいいのですが会社の資本が人間のような業態の会社の場合は、圧倒的に戦闘力が低下します。
そのようなリストラがオリンピック、W杯のような4年周期で行われると、とても戦える状態ではなく、緩やかではあるものの、その会社は滅亡に向かってカウントダウンしていくのです。
無能な集団の出来上がりというわけですね
残った人は転職先も見つからないほど無能な自分をわかっているから早期退職制度を利用する勇気がないか、その会社のブランドに対して極度な執着心を持っている人もいます。いわゆる、その会社で働いている自分が、自分の存在価値と考えているような状態であり、会社をやめたら自分の存在価値がなくなってしまうと考えているわけです。。
(いずれは定年退職するわけですから、課題の先送りをしているだけなんですけどね・・・そこに気づいているのに行動できないほど弱っているとも言えます0
この状態は極めてヤバいですし、それは経営層もわかっているのですが、自分たちの保身こそが最重要ですから会社の成長など本質的な問題に向き合おうとはしないのです。
もしくは、経営層がどうしようにもない無能なので向き合う事ができないということもあります。
(ここは優秀な人材が集まる会社との大きな違いがあります)
現場は4年後にあるだろうリストラに向けて物事を考えてしまう
この会社では4年周期でリストラはやってきます。
厳密には4年周期でなくても5、6年単位で必ずリストラはやってきます。なぜなら事業が安定しないからです。
会社の事業が安定しない理由はシンプルです。
その会社の経営層、人材の基本的スキルが低いからです。
会社の基本的な戦闘力が高ければ場外ホームランも打てる可能性はありますが、3割バッターにもなる事ができます。つまり事業の成功確率が安定しているのです。
でも基本的な戦闘力が低い会社は今年は3割打てるかもしれないけど、来年は2割かもしれない、再来年は怪我で1年間試合出場できないかもしれない、その翌年はホームラン王になれるかもしれない、と言った感じで戦闘力が安定しません。
毎年、一か八かの勝負をしているような感じなのです。
だからこそ4年周期でリストラが行われているわけですが、それを繰り返してくると人間も学習しますので、今回リストラがあったけど、きっと4年後もリストラがあるだろうな・・・
と考えるわけです。
そうすると4年後のリストラを想定した上で仕事をしたり、キャリアを考えるようになります。そのような状況で、会社がうまく回っていくはずがありません。
管理職は経営層に忖度して物事を考えてしまう
一方で今回はリストラを実行した側の管理職は、次は自分の番かもしれないと考えるようになります。
ゆえに経営層の目を気にした仕事をするようになります。従業員や部下はもちろん、市場や顧客のことを考えず自分の保身ばかり気になってしまうわけです。
そんな状態では、会社は成長しませんし
このような会社に転職してきた人は、間違いなくつまらない仕事をしなければなりません。
そういった会社には優秀な人材は集まらない
そういった会社の内情は業界内にあっという間に広まります。
なぜなら世の中にはリストラされた元従業員が放たれているわけです。
その会社の社員であっても、会社を辞めれば今度はその会社の商品やサービスを使ってくれる顧客になることを完全に見落としているのです。
会社の内情はその会社に転職を希望する人にも簡単に伝わります。転職会議のようなクチコミサイトを見れば、退職した人の声をすぐに収集することもできるからです。
結果的に、そういった会社には優秀な人材が転職エントリーをしてくるようなことはありません。
よほど内情を知らない情報弱者か、
内情を知った上であえて別の目的で入社を希望する人か
会社としてはリストラした分だけ、新しい人材が必要になるわけですが
無能な人が集まり、その会社はさらに弱体化します。その結果、4年周期でのリストラを繰り返すわけです。
外からは一流企業に見えるけど、実態はかけ離れている
このような会社が厄介なのは、何も知らない一般人から見ると、名前もしれが有名な一流企業だという点です。
でも、見た目と中身は大きな違いがあるため、実際に転職をするとそのギャップに愕然としてしまうものです。。転職会議のようなクチコミサイトを見れば、退職した人の声をすぐに収集することもできるため、転職活動をする際には必ず事前に希望する企業の内情をチェックしておくべきです。
ただし一番良いのは転職エージェントに直接、その会社の内情について聞くことです。転職エージェントはさまざまなネットワークを駆使して、会社の内情を把握しており、クチコミサイトにな書かれていないレベルで、皆さんにアドバイスしてくれます。
転職エージェントとしては転職させた人間が短期間で退職してしまうことを非常に嫌います。なぜなら、短期退職はその転職エージェントに支払われる紹介報酬が大きく減額されるだけでなく、転職エージェントの信用や評価に関わるため、その後の仕事に大きな影響を与えるからです。
ですから、興味ある企業の本当の内情に対して転職エージェントに聞いてみるようにしましょう。本当にヤバい会社は転職エージェントから「やめたほうがいい」とアドバイスされるからです。
色々な転職サービスがありますが、その中でもおすすめのサービスをいくつかピックアップしましたので、ぜひ参考にしてみてください。
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