【会社設立】住信SBIネット銀行の法人口座開設で固定電話が必要という話は全部嘘だった
横浜で会社設立をしました。
株式会社で、ひとり代表取締役です。
会社の登記申請から登記が完了したのはなんと僅か5営業日。
通常では2週間かかると言われている登記もコロナ禍が原因で役所が空いているからか、僅か5営業日というスピード登記が完了すると登記簿謄本(最近は登記事項証明書というらしい)が役所で発行できるようになります。
法人銀行口座開設には「登記事項証明書」の「全部事項証明書」が必要なので、いよいよ入手して銀行で口座を開設申請をしました。
そこでネットで事前情報を調べてみると、法人の銀行口座開設にはなんと固定電話回線が必要だとか・・・。
今回、私が開設を検討していたのは
個人でも使っているネット銀行「住信SBIネット銀行」と、横浜を拠点とした起業のため「横浜銀行」の2つでした。
しかし、「住信SBIネット銀行」の口座開設にはなんと固定電話が必要!なんていうネット記事があるじゃないですか。
いやいや個人でも「住信SBIネット銀行」使っているのですが固定電話を持っていないのに「住信SBIネット銀行」の口座を持っているわけです。
こっちは、いままさに会社設立をやっているわけで、固定電話が本当に必要ならさらなる出費が必要になります。
これって本当なの?おかしくない?と思いながら「住信SBIネット銀行」の開設に臨みました。
「住信SBIネット銀行」は不要・バーチャルオフィスでも問題無し
結論からいうと「住信SBIネット銀行」は固定電話不要で申し込めます。
そもそも固定電話の入力フォームがないし、固定電話でなければ申し込めないということそのものがないのです。
バーチャルオフィスでは審査がそもそも通らないという情報も見かけますが、当方はバーチャルオフィスで起業しました。
申し込みから僅か1営業日でメールで審査通過メールが来ました。この1営業日審査は私が特別なのではなく「住信SBIネット銀行」の記述では1営業日から3営業日以内に回答をするとしているとのこと。
もちろん、会社設立の条件によって審査の判断はバラバラでしょうから、上記以外の要素で審査が通過した可能性はありますが、
「固定電話がなければ申し込めない」
「バーチャルオフィスでは審査が通らない」
というのは明らかに間違った情報だといえるでしょう。というかこっちは真剣に起業しているわけですから、古い情報がそのまま残っているのか、または空想で記事を書いているのか、それって
「マジ勘弁してくれよー」
といった感じです。
本気で起業を目指し、法人銀行口座開設に奔走している当人からすると、このような明らかに違う情報がネットに氾濫しているのはちょっと残念でもあります。
それにしても僅か1営業日で法人口座が開設できたのは、コロナ禍の影響で混んでいなかったこともあるのかもしれませんが、非常にありがたい対応でした。
ちなみに、「住信SBIネット銀行」では法人のクレジットカードも作成することができます。一部カードは「住信SBIネット銀行」の口座が必要なので、
口座開設→法人クレジットカード作成という流れになりますが、この法人クレジットカードの審査もなんと僅か1営業日で終了です。
このクレジットカードは会計ソフトfreeeと連携できるのでfreeeとセットで申し込むと業務効率が格段にアップするのでおすすめです。
SBIネット銀行の法人口座申し込みページのリンクを貼っておきます。
横浜銀行も法人口座申し込み時に固定電話の有無は関係無し
大手銀行も法人口座開設には固定電話が必要なのか?
ネット銀行だから固定電話がなくても問題なかったのか?
そんな疑問を持ちながら横浜銀行に向かいました。
横浜銀行の場合はネットから法人口座の申し込みができないため最寄りの店舗から直接申し込みをします。
ここでも結論からいうと申し込みにあたっては固定電話は不要です。ただし固定電話を持っているか?とは口頭面談で聞かれます。
実は固定電話以外の部分が結構聞かれました。
・事業目的
・口座の使用目的
・どのくらい売上を見込んでいるのか?取引予定先は?
・いままでの職歴について
といった感じです。
もちろん公式サイトを持っていることも必要です。なぜなら事業目的をより明確に伝え、本気で事業をやるという姿勢を伝えることができるからです。
ただし、これだけは言えることですが
「固定電話がなければ申し込めない」
「バーチャルオフィスでは申し込めない」
というのは明らかに間違った情報だといえます。
ちなみに同時期に知り合いも会社設立をしましたが、三井住友銀行で口座開設しています。もちろん携帯電話、登記住所はコワーキングオフィスです。
さらに元銀行員の方とかいろいろ情報を聞きまくったのですが、よほどのことがなければ審査は落ちないし、携帯電話がNGだったのはかなり前の話だとのことでした。
なぜ法人の銀行口座開設で落ちるのか?その原因を推測してみる
これから起業をして法人銀行口座開設を目指すみなさんに本当に価値ある情報をお届けすべく、実際に私がひとりで会社設立した経験をそのままお伝えしたいと思います。
なぜ法人の銀行口座開設で落ちる場合があるのか?
ここまでの私の会社設立における状況を踏まえると
「固定電話がない」「バーチャルオフィスである」というのは審査が落ちる主な原因ではないと思われます。
・公式サイトがある(事業内容の確認と本当に事業をやる姿勢の判断として使う)
・事業目的と事業内容がしっかりしている
・事業収入の見込みがある(顧客が見えている)
・本人の過去の職歴などから問題ない人物と判断されている
・資本金の金額がそこそこ用意されている(数百万円単位)
・その他、金融機関が持つ様々な情報
といったあたりが判断材料になっていると推測されます。
その他、金融機関が持つ様々な情報といったあたりは推測ですが、自宅住所は提出するわけですから、そこからある程度の資産状況は判断できると思われます。
特に「公式サイトがある」という点は全ての金融機関で最近は必ず聞かれる情報らしいので、法人口座開設にあたっては必ず公式サイトを作っておくようにしましょう。
公式サイトはレンタルサーバーとワードプレスの組み合わせですぐに作れます。
私はレンタルサーバーとしてエックスサーバーを使っていますが月額1,000円程度で圧倒的な安定と信頼感を得られるレンタルサーバーです。こちらの記事でも書いていますが、過去にとあるレンタルサーバー(月額1,000円程度)を使っていましが酷い目にあってしまい、それ以来、エックスサーバーをもう5年くらい使っていますが全く問題ない状態です。
先日も新しいサーバーを契約したくらいに圧倒的な信頼を持っています。
「住信SBIネット銀行」の対応はやばいくらいに早い
別に「住信SBIネット銀行」の回し者でもないのですが、これまで個人でも使ってきました。ネット銀行ということで全てオンライン上で銀行口座のオペレーションが完結するため、使い勝手がよかったので今回の法人口座開設でも利用しましたが、僅か1営業日の対応は信じられないくらいに素晴らしいものでした。
なぜならメガバンクだと法人口座開設までに1ヶ月を要するところもあるからです。
とはいえ「住信SBIネット銀行」の申し込みがずさんで、審査も甘いというわけではありません。
なぜなら申し込んで見ればわかるのですが、「住信SBIネット銀行」は申し込みフォームで申請した後、特設サイトに接続してスマホのカメラで様々な個人認証作業を行うからです。この作業は単に運転免許書をスマホで撮影して送信するというレベルではなく、カメラで立体撮影をするなど最新鋭の技術が盛り込まれている個人認証作業をやる必要があります。
個人で口座を開いた時はもっと時間がかかっていたはずでネットだけで完結しなかったので、すごい企業努力で申請フローの短縮化に成功したのだと思います。
ここまですることにIT業界で働いていた身としては衝撃を受けたのですが、その代わりに1営業日というスピードで審査ができる仕組みを構築されている「住信SBIネット銀行」には頭がさがる思いでした。
もし、実績もまだない会社設立直後で法人の銀行口座を開設しようと思っているなら私は「住信SBIネット銀行」をおすすめします。
すぐに申請を出して、すぐに結果がでますので
まずはここにチャレンジしてみるのが会社設立直後の限られた時間を有効活用するための方法としては良いと思います。
SBIネット銀行の法人口座申し込みページのリンクを貼っておきます。
今回書いた記事が、これから起業を目指すみなさんのお役に立てれば幸いです。