「人生はいつかは終わりがある」ここに気づくと、今やるべき事が見えてくる
人生はいつかは終わりがあります。
今、20代の人も、30代の人も、40代の人も、いずれ人生終わります。
人生の終わりは全ての人に平等に訪れるというわけです。
でも、人生に終わりがあるなんて、若い時は全く気づくことがなく、この毎日が、人生は永遠に続いていくと信じて疑いません。
(本当に若い時は、今が全てですし、10年後なんて想像がつかない遠い未来だったりしますよね)
でも、人間の生涯の平均年齢を80歳とするなら、20歳の人はあと60年で人生が終わるわけです。これが事実です。
30歳ならあと50年、40歳なら40年といったところですが、10年くらいの時間の差は大したことがないことに気づきます。
つまり20歳も、40歳もたいして変わらない。
20歳の人と40歳の人の間には世代格差、カルチャーギャップがあるとか言われたりしますが、実は所詮20年の開きでしかないのです。20歳の人もすぐに中年になり、老いて人生が終わります。
人生は終わりに向かって毎日、進んでいるわけです。
だから
「人性には終わりがある」
こんな当たり前のことに、気づいた瞬間からその後の人生は大きく変わり始めます。
1年を、1ヶ月を、毎日を無駄に過ごすことができなくなるからです。
Apple創業者のスティーブ・ジョブスは病に冒され、人生があまり長くないことを知った時、このような言葉を自分自身にかけていたそうです。
「今日が人生最後だとしたら、今日やることは本当にやりたいことだろうか?」
この言葉には1日という時間が、どれだけ貴重なものか?
という思いが込められています。
1ヶ月は毎日の積み重ねで作られており、1年は1ヶ月の積み重ねであり、人生は1年の積み重ねで作られています。
今、この瞬間、何をするべきか?
それで人生は決まってしまうことに気づいたわけです。
ここに気づけると、もうヤバいですよね。今、この瞬間、1分たりとも無駄にできないという意識に変わりますから。
会社員として40歳を迎えたとき、このままじゃヤバいと気づいた
私が「人生はいつかは終わりがある」という事実に気づいたのは40歳の時でした。その時、会社員をやっていたわけですが、このままじゃ、人生を無駄に生きてしまうと思ったわけです。
(まぁ、気づくのに40歳までかかってしまったのは大きな反省でした)
なぜ、40歳までかかってしまったのか、その理由はシンプルです。
当時の私は十分な給料も貰っていましたので、それを捨てることによるデメリットは大きいと考えていました。
だから、なかなか会社員という守られた身分を捨てることができませんでした。まして働いていた会社は大企業でしたから、そこで働く満足感、満たされる自分自身のプライド・・・・
それまで、その環境を自ら捨てるなんて考えられなかったのです。
しかし、40歳になって気づいたのは
人生80年とするならば、もう40年しか残っていないこと
そして、我々はゆっくりと終わりに向かって進んでいるという変えられない事実でした。
ここに気づいてしまうと、いてもたってもいられず、転職をして新たな学びを求めたり、メンタルの成長に努めたり、あえてしなくても良い行動をするようになったわけです。
その行動の全ては必ずしも上手くいったわけではありませんが、
後悔せず人生を生きるためには必要なことだったと思っています。
(その結果、40歳を超えてから4回も転職したわけです。ヤバい)
まだ40歳で気づけただけでラッキーでした。
なぜなら、多くの人が、今の環境を自ら捨てて一歩踏み出すことができないからです。当時一緒に働いていた会社の同僚は、いまだに、その大企業で働いていますが、
もう一歩たりとも踏み出せず、その場所に居続けるしかないわけです。
踏み出したくても気力も、能力もない。
今まで何度も一歩踏み出そうと思っては止めて、思っては結局何もできずそこにいるわけです。
一見、外から見れば輝かしい役職を持ったポジションで働いているわけですが、もう、どうすることもできない状況に諦めているわけです。でも、今40歳ならあと20年で確実にその会社からはお払い箱になります。
(再雇用される可能性もあるかもしれませんが、仕事として楽しいのか?残りの人生を捧げるだけの価値があるのか?そう考えると、再雇用後の残りの人生は結構、辛いかもしれません)
私はそんな生き方には耐えられません。
だからこそ40歳で行動できたことは、今思い返せばよかったと思います。
同じ会社に居続けると間違いなく人生終わります。
役員になっても、創業者でない限り、いずれ去らなければなりません。
その場所が心地良くても、心地よい環境は永遠に続かず、必ず終わりが来ます。
なぜなら「人生はいつか必ず終わりがある」からです。
会社から月給をもらう人生から抜け出そう
会社員だと毎月必ず給料がもらえます。
そして毎日、8時間労働することが目的になってしまいます。
今年は昇給した、昇格した、ボーナスが増えた、人事評価が良かった、会社の業績が良かった
そんなことばかりに注意が行きます。
もう、この時点で人生終わっています。
残業をしているなら、8時間労働よりも長く働いていると思いますが、残業時間も含めて会社にあなたは支配されています。
ただ、毎月の給料を手にするためにあなたは働き、人生を消費しているのです。
8時間労働に縛られている人の多くは、定時が終わると仕事をやめて、帰宅してその日暮らしの生活を送ります。オンライン英会話や勉強をしている人もいるかもしれませんが、それでも数時間くらいでしょう。
しかし会社を辞めて転職して、人生の本当の目的を見つけられた人や
自ら会社を作ったりするような人は、8時間労働から放たれて、起きている全ての時間を人生について捧げるような意識になります。
起きている時間は全て働いているというわけではありません。
むしろ、人生について常に考えるようになるので、実際の労働時間は8時間よりも、もっと少なくなります。なぜなら、仕事に人生の貴重な時間を費やすことが勿体無いと考えるからです。
しかし、その一方で人生に対する満足感は、駄々の会社員の比ではありません。満足感に満たされた毎日を送ることができます。
そして、遊びと仕事の境界線がなくなり、外から見れば辛そうな仕事も、まるで遊んでいるかのように楽しく、かつ高いレベルでこなせるようになります。
この時点で会社に束縛された8時間労働から解放されている状態なのですが
解放されることで
「人生はいつか必ず終わりがある」という事実に対して真剣に考え、それに自然と対応していくようになるのです。
この感覚は、給料日を楽しみにしていたり、昇給昇格、人事評価ばかり気にしている人には絶対にわからない感覚なのですが、一方で、「8時間労働から解放された状態」になると、給料日や昇給昇格、人事評価なんて、何の意味も持たない「くだらないもの」だと感じるようになります。
私も最終的には会社員を辞めて自分で会社経営していますが、自分自身に対する昇給昇格、人事評価とか、どうでもいいことです。
会社員時代に、あれだけ執着していた事なのに、まるで魔法が解けたような感覚もするし、洗脳から放たれたような感覚だったりもします。本当にくだらないと思います。
そして、どんなに会社員として会社に尽くしても、その会社が自分のものにはならないし、創業者かオーナーが儲かるだけですからね。
目の前にある事実は変わらないのに、そこに対する意識や感覚がここまで大きく変わるなんて、本当に不思議ですよね。
誰もが避けられない人生の運命を整理してみよう
ここまで読んでも多くの人が、「人生はいつか必ず終わりがある」という事実に対して真剣に考えることができません。
でも、誰も避けられない人生の運命を整理してみましょう。もうこれは避けられないのですから。
・誰もが老いて、必ず人生の終わりが存在する
・人生の終わりで多くの人は、それまでの人生を後悔する
・会社における役職や昇給昇格、人事評価は人生においてはどうでもいいこと
・お金があっても人生が終わるまでにしか使えないし、そんなにお金がなくても人生は楽しめる
私が一番、避けたい恐怖と感じていることは「人生の終わりで多くの人は、それまでの人生を後悔する」という点です。
人生最後の日に、それまでの人生を後悔しても、どうしようにもないわけです。過去は変えられないので、本当に悲惨で苦しくて泣きなくなるけど、泣いても何も変えられないわけです。
そんな最後の日は全ての人に平等にやってくることがわかっているのに、今、人生に対して行動を起こせないのは、
・問題を先送りしているだけか
・問題から逃げて何も考えないようにしているだけか
・本当に何も考えていない、思いつかないだけか
いずれにしても、悲しいですよね。
わかっているなら、いますぐに行動すべきです。そうすれば未来は変えられます。
ならば、今、何をするべきか
人生を後悔しないためには、何をすべきか
答えはシンプルです。
・自分が本当にやりたいことをやる。
・自分に対して嘘はつかない
・ただ雇われるだけの仕事や転職はしない
・人生の目的を達成するための仕事や転職をする
・今は会社員でもいいけど、必ず終わりはくるし、会社員はただ使われて利用されているに過ぎない
・ならば今の仕事で何を成し遂げて、転職で何を身につけて、最終的には自分で会社を経営する側にまわらなければ、この呪縛からは抜け出せない
といった感じです。
実際に会社経営までしなくても、フリーランスでもいいし、今はインターネットがあればなんでもできる時代ですから、重要なのは自分が本当にやりたいことをやる!という点につきます。
私は今、会社経営をしていますが、最終的に会社経営者になるとして
もし20年前に戻って人生をやり直すならば、経験と学びがある会社に何社も転職して、自己成長に時間を捧げるでしょう。
転職による給料の増減とかはどうでもよくて、本当にやりたいことに、真っ直ぐな気持ちで突き進みたいと思います。
でも、実際のところ過去には戻れないので、それは叶わない事なのですが、今、これを読んでいる人が20代、30代、40代なら、まだいくらでも未来を変えられます。
まずは、今、何をするべきなのか?
今回の記事をきっかけに、どうか考えてみてください