【比較してみた】中古車と新車のメリット、デメリット
ずっと憧れていたスポーツカーを新車で900万円にて購入したけど
1年半で売却したら450万円になってしまったらどうしますか?
そんなことはありえない?
と思うかもしれませんが、これは実話だったりします。
これは極端な例かもしれませんが、新車購入にはこのように資産価値の大幅な値下がりというリスクがあります。
そこで今回は車好きな
筆者これまで新車、中古車を購入した経験を踏まえて、新車と中古車ではどっちがおすすめなの?
という車好きにとっては永遠に解決できない問題について迫りたいと思います。
ずっと中古車ばかり購入していた筆者が新車を購入した理由
筆者の車人生は中古車ばかりでした
いままで6台の車を乗り継いできましたが、ざっとまとめるとこんな感じです。
中古車(80万円のクーペ)
↓
中古車(50万円のミッドシップクーペ)
↓
中古車(200万円のオープンカー)
↓
中古車(250万円のオープンカー)
↓
中古車(250万円のオープンカー)
↓
新車(900万円の新車クーペ)
↓
売却済み、現在、車なし
中古車ばかりの人生で初めて新車を購入したわけです。
なぜ、いままで中古車を選んできたかというと、それは
・中古車でないと買えないから(新車が販売されていない)
・ただただシンプルに値段が安いから(予算が限られている)
この2つにつきます。
その中で、人生で初めて新車を購入したわけですが、その理由は、運命的な出会いでした。その車をずっと気になっていたのですが、ある日、いつも通るディーラーのショールームにたまたま飾られていて、恋に落ちたわけです。
初めての新車、かつ金額はなんと900万円!!
これまで購入してきた中古車の金額と比べると3倍以上するので、到底買えるものではないのですが、無理して購入してしまい
そして1年半後に購入金額の半額で売却することになったわけです。
わずか1年半の間に450万円も値下がりしてしまったわけですが
1年半=18ヶ月ですから単純計算で月額25万円でレンタルしていたような計算になります。冷静になるとバカげた話ですよね・・・。
そんな筆者が感じた新車と中古車のメリットについてお話ししていきましょう。
新車のメリット
新車のメリットといえば、なんといっても
「ディーラーから購入するという圧倒的な安心感」
だと思います。
新車にはお金に代えられない安心感があります。
なぜなら、中古車で購入した3番目、4番目のオープンカーは2台ともエンジントラブル、ライトがつかない、オープンカーならではの雨漏りなど、中古車ゆえの不具合に見舞われまして、この2台のオープンカーで連続的に体験したトラブルによって
「中古車はあまり安心できないかも」
という先入観がさらに深まることになりました。
新車ならディーラー保証が3年つくことや、
この3年間なら何か問題が起きても無償修理してくれたり
そもそも「問題がおきない」という信頼感がありましたので
旅のドライブなど、絶対にトラブルが起きて欲しくない時に圧倒的な安心感がありました。
この精神的な安心感こそ、新車購入最大のメリットだと思います。
中古車のメリット
一方で中古車のメリットといえば
「値段の安さ」
「新車では買えない欲しい車が手に入る」
この2つに集約されます。
私が新車で900万円で購入した車は、1年半後に450万円で売却され
実はその後、カーセンサーで600万円で販売されていたわけですが
900万円のほぼ新車が600万円で買えるのは中古車ならではの魅力かもしれません。
仮に私が自ら600万円でこの車を買い戻したとしても、下取りに出せば半額の300万円になることはなく、
限りなく450万円に近い金額で売れるかもしれません。
これからも新車よりも、中古車の方が安く、かつ売却する時も差額が少なく売れるという金銭的なメリットがあります。
そして、新車ではもう買えない販売していない車を購入できるのも中古車のメリットです。
これは車好きならたまらないメリットですね
新車のデメリット
新車のデメリットは売却時の価格差分によっては、車としての資産価値が大きく減ってしまう点があります。
これは私が新車を900万円で購入して1年半後に450万円で売却したことからも明らかですが、ここまで値下がりしてしまう車も存在するということになります。
一方で、必ずしもこのようなケースばかりとは限りません。
たとえばホンダのS660は、新車で200万円ちょっとですが
3年落ちの中古車なら150万円程度で手に入れることができます。
その差はわずか50万円
実際に3年落ちのS660を中古で売却しても100万円で売れるならば
200万円から100万円とこちらも半額まで値下がりしてしまいますが、失われた金額は100万円ということで、資産価値の損失金額を抑えることができます。
つまり
新車価格の低い車の場合は、売却金額によるデメリットは少なく
新車価格の高い車の場合は、売却金額によるデメリットが大きい
といえそうです。
また3年落ちのS660が150万円、新車が200万円とするなら
その差はわずか50万円
新車のメリットである安心感がわずか50万円で獲得できるとすれば、新車としてのデメリットはさらに低くなりますね。
中古車のデメリット
一方で中古車のメリットは、非常にシンプルです
「車の状態がバラバラで個体差あり」
「トラブル続きの中古車もあれば、全く問題ない中古車もある」
という点です。
私も3台目、4台目のオープンカーはトラブル続きでしたが
5台目の中古車のオープンカーはまったくノートラブルでした。
価格も、見た目もほぼ同じ、なのに
中古車は巡り合わせが悪いだけでトラブルが続く場合があります。
厳密にはトラブル続きだった3台目、4台目のオープンカーは
同じ中古ショップで購入したので、
そのお店に問題があった・・・
と言えなくもないんですが、中古車の場合、保証期間が1ヶ月、3ヶ月程度が多く、その期間を終わった頃に見計らったようにトラブルが起きるんですよね・・・
新車の場合は購入から3年間、メーカー保証が効くので
この差は大きいのです。
こんな人に新車はおすすめ
900万円の新車が1年半で450万円になってしまうことを考えれば
1年半で売却せず、最低でもメーカー保証が効く3年は乗る覚悟がある人にはおすすめです。
逆に3年以内で買い替えをしてしまうような
他にも乗りたい車に溢れているような人にはおすすめできません。
そして、新車のメリットは何よりもトラブルに遭いにくい
という圧倒的な安心感にありますので、
このお金には代えられない安心感を求める人にもおすすめとなります。
こんな人に中古車はおすすめ
一方で中古車は
販売価格が安く、かつ売却時の値下がり幅が少ないため
かつての私のように、中古車から中古車に乗り継いでいくような人には圧倒的におすすめです。
少ない予算の中で、いろいろな車を楽しめて
短期間での乗り換えもリーズナブルにできる
というメリットがありますので
車好きにはおすすめです。
まとめ
というわけで、車好きな筆者が、今回、車好き全開で書いてみました。
実際に900万円の新車が450万円になってしまいましたが、車好きとしては貴重な体験ができましたし、ずっと憧れていた車に乗れたのであまり後悔していません。
でも、冷静に考えればサラリーマンの1年分の所得に相当する450万円も損しているわけですから、おかしな話ですね。
ぜひ、後悔しない新車、中古車選びをしてください