ゲーム業界で成功するために必要なのは「人間力」ではないかという話

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周囲を巻き込み、個々の能力を引き出せないと、ゲームをヒットさせることはできない

ゲーム業界で働きたい
ゲーム業界に転職したい
ゲーム会社に入社して、うまくやっていくには何が必要ですか?

という相談をよく受けるのですが

開発部門、営業部門を問わず
私は「人間力」だと答えています。

「人間力」という回答はちょっと意外に聞こえるかもしれませんが

これからゲーム業界を目指している人だけでなく、
いまゲーム業界で働いている人にとっても、いや、どの業界にも通じることですが重要な要素なのです。

でも結構、おろそかにしている人が多いのも事実。

もちろん「人間力」がなくても、生きていくことはできますが
ゲーム業界にいると、そりゃ、もう、いろいろな人とコミュニケーションが求められます。
もちろん非ゲーム業界にもいろいろな人がいると思いますが、
ゲーム業界はその特殊性からか、バラエティ豊かな人材が集まって来ます。

わかりやすいように極端な例を挙げてみると

・論理的ではなく感性で話すクリエイター
・感性ではなく、論理的に話すクリエイター
・論理的ではなく感性で話すマーケター
・感性ではなく、論理的に話すマーケター
・スーツを着た体育会系の営業担当(家庭用ゲーム系は多いです)
・ゲーム開発経験も、エンタメを見極める目利きがない決裁者
・ゲーム愛なんてないのに、仕事としてゲーム業界で働いている人

まぁ、これらはわかりやすいように極端な例をあげてみただけですので、実際にこんな人がいたか、いないか、という話はここでは重要ではありません。

つまり、100人いれば100通りの人生があり、仕事に対する「目的」や「姿勢」も違います。そんなチームメンバーをどうやって、巻き込んでいけるかが、ゲームをヒットさせるためには必要なのです。

ゲーム事業自体はどんどん大型化していて、少数の人数で戦える時代はとっくの昔に終わっていて、ゲーム事業で成功を収めるにはチーム力、組織力が必要なのです。
よって、さまざまなメンバーを巻き込み、気持ちよく仕事をしてもらい
彼らが持つ能力を引き出せないと、成功の確率をあげる事が難しくなりました。

売り切りパッケージビジネスの家庭用ゲーム事業はもちろん
ゲーム運用が重要なアプリゲームなら、さらにチーム力が重要になり
それを実現するために「人間力」が求められます。

人間力がある人、無い人の違い、わかりやすい見分け方

ゲーム開発部門ならデザイナー、プログラマー、プランナー
営業部門ならマーケティング能力、企画提案力など、必要な能力はあります。
それら個々の能力が高くスペシャリストとされている人でも、実際にゲーム会社で働いていると、うまくやっていけない人を多いのです。なぜでしょうか?

それら個々のスペシャリストとしての能力は必須です。
でも、「人間力」がないと、プロジェクトを動かす事もままなりません。

「周囲の人が動いてくれない」
「意図しない方向に周囲の人が動いてしまう」
「大小さまざまなミスが絶えない」

チームで仕事をする上でこのような事は日常茶飯事的に起こるわけですが、
多くの原因はコミュニケーションや人間関係に問題があったり、
当人のやる気、やりがいに起因するのです。この状況を改善して、健全な状況にするためには問題があるスタッフを一方的に責めても、人間関係に角が立つだけですし、根本的な解決にはなりません。しかし、人間力があれば解決できるケースが多いのです。

シンプルにまとめると

個々のスペシャリストとしての能力 が劣っていても、人間力があればなんとかなる
人間力がなければ 個々のスペシャリストとしての能力があってもうまく行かない

という事になるわけですが「いやいや、スペシャリストとしての能力が重要でしょう」とツッコミを入れたくなる気持ちを、ちょっとだけ抑えて聞いて欲しいのですが、これが本当に、核心をついていたりします。

人間力が無い人の傾向としては

「自分だけが頑張って、周りはついてこない」
「なぜ、こんなに使えない人が多いんだろう」
「だから自分で仕事を全部こなすしかない」

といったように孤立し、仕事を抱え込んでしまう傾向がみられます。

あの人、自分で仕事抱える傾向があるよね
あの人、いつも忙しそうにしているよね

あなたのまわりにもこんな人はいませんか?
人間力の欠如が問題かもしれません。そして、だいたい一人で抱え込んでしまうプロジェクトって、圧倒的に手数が足らないわけですから、かなりの高確率でうまくいかないものです。

仕事って自分だけでできるには時間的な限界と、個人能力の限界があるので
周囲を巻き込んで、周囲がもっている、個々の能力を活かせる人には到底かないかせん。

人間力とはいったい何者なのか

ねこ

ところで人間力って何なのでしょうか?

・人間力って周囲に対するリーダーシップのこと?
・人間力って周囲に対する信頼度のこと?
・人間力って 周囲に対する 親密度のこと?

どれも正解のようで、実はどれも正解ではありません。

必ずしも個人的に仲が良いわけではない
でも、この人といっしょに仕事をすると楽しいし、学びもある
お願いされると、貸し借りという損得の話とかではなく
なんか手伝いたくなるんだよね。だって結果を出したらそれに応えてくれるし

という状態を自然に作れていると「人間力」があると推測されます。

「人間力」を構成する要素を分解してみると次の3つがあげられます。

・透明:表裏のない人(嘘はつかない、陰口はたたかない)
・公平:誰に対してもフラット
・誠実:あらゆる物事に対して真摯(まじめ、ひたむき)

なんか、この人のためなら、お手伝いしたい気持ちになりませんか?でも、しゃべりが上手いとか、コミュニケーションが得意とか、面白いヤツというところとはちょっと違っていて、それらを持ち合わせていなくても「人間性」は作れそうです。

人間力がある人は、周りを巻き込む力があるため
いろいろな人がその人の席にやってきて、
立ち話や相談をしたくなるような風景がみられます。

人間力があると、自分自身はスキルを持っていなくても
周囲を巻き込むことができるので、他のメンバーのスキルを借りながら仕事を進めていくことができます。

人間力を身につける方法はあるのか

これをやれば、絶対に「人間力」がつきます!というものが無いのですが、これをやると「人間力」は永遠につかない、というネガティブリスト(やってはいけないリスト)がありますのでご紹介しましょう。

【やってはいけないリスト】
・陰口を叩く、不平不満を言う(解決案とセットでの不満なら許容範囲か)
・周囲の意見に耳を傾けない、自分の主張の押し付け、結論ありきの議論をする
・解決策を提示しない評論家である
・長いものに巻かれやすいく自分の意見を持っていない
・感情によって発言や行動が変化する
・時間にルーズだったり、挨拶ができない

ポイントは、
「この人のために何かしてあげたくないな」と思わせる行動や発言が
あなたの人間力を低下させ、周囲を巻き込んで仕事ができなくなります。だから、とりあえず明日から、この「やってはいけないリスト」を実行し、継続するだけでも環境は大きく変わると思います。

プロジェクトがうまく進まない状況に陥ったとき

人間力が無い人の思考は
「なぜ、こんなに自分はやっているのに周りは動いてくれないんだろう」
と不満から入りますが

人間力がある人の思考は
「周囲を巻き込めない原因はどこにあるのだろう、どうやったら動いてくれるのだろう」

と原因究明から入ります。

この違いは本当に大きいですよね!

ならば、無口になれ!というわけではなく

会議に出ても発言をしない
発言しても、当たり前のことしか発言しない(発言に価値がない)

という人も人間力はあがらず、むしろ減少するでしょう。

まとめ

というわけで、今回はゲーム業界における「人間力」について話をしてみましたが、人間力のある人といっしょに仕事をしたいと思いませんか?

知識、経験、実績よりも「人間力」の方が重要で
知識、経験、実績が若干劣っていても、「人間力」があればなんとかなるから
「人間力」がある人を採用したい、一緒に仕事したい

そんな気がしませんか?

たぶん、人間力のある人を採用したり、チームにそういう人がいると、ゲームも売れる確率がアップするし、何よりも仕事が楽しくなります。仮にゲームが売れず失敗しても、そこから何か学べて次に活かせるようになります。

でも、この「人間力」ってその人の履歴書や、その人の過去実績をネットでググってもわからないんですよね。理解するには、その人と一定期間いっしょに仕事をする必要があるでしょう。

非常に重要でありながら、転職や就職活動の際に応募する側も、採用する側も「わかりにくい要素」という事もあり、なかなか重要視しにくいのです。だからこそ就活の時にもっとアピールするべきですし、新卒で企業にインターンする場合があれば、知識的な能力差なんてないんですから、私はとにかく「人間力」をあらゆる場面でアピールするべきだと思います。

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