新卒は東大ばかりの会社に、中途ならFラン大学出身だって入社できる2つの理由
これまで5回の転職をしました。
新卒では無名企業に入り
それ以降、転職を重ねて有名企業を渡り歩きました。
今、振り返れば新卒の際に、真面目に就職活動をしなかったということもありますが、中途採用で入社した会社はどれも一部上場企業ばかり。
普通に新卒では入社できないような会社ばかりでした。
でも中途なら結構余裕で、むしろ引く手あまたで転職できたのです。
「なぜ、だと思いますか?」
それは新卒と中途では人事採用における基準が全然違うからです。
だからこそ、新卒では絶対無理と思える超有名企業であっても、中途なら余裕で狙えたりします。まるで、新車でフェラーリは無理だけど、中古ならなんとか射程距離に入る、みたいな感じに似ているかもしれませんw
だからこそ、新卒で不採用となった、本当は行きたかった憧れの会社があったなら
諦めずに数年後、中途採用で転職を目指すのもアリなのです。むしろ、中途入社の方が楽勝で入社できてしまうような体験を私はしてきましたので、その経験も含めて
新卒と中途採用の入社難易度の違いについて解説します。
【理由1】新卒の採用基準はポテンシャル採用
あなたは企業の人事担当者だとします。
イメージしてください。
新卒採用をする上で何を採用基準として設定しますか?
「経験?スキル?実績?」
社会人経験のない学生にそのようなものは存在しません。大学生活でアルバイトをしていたとか、インターンをしていたとか、そういった経験も採用の判断材料になるかもしれませんが、実際のところ、それを基準にして採用して何度も失敗してきた苦い経験も人事担当として持っています。
学生時代に起業していたとか、そういった人なら経験や実績を持っているかもしれませんが日本社会においては、まだまだレアキャラですし、
学生時代の起業経験が本当に価値があるのか?
名前だけの起業ではないのか?
疑い出したら怪しいものです。
つまり、新卒の採用においては、学歴とか大学名とか、あとは語学力とか、資格とか
そういった履歴書に書かれている内容でしか、その人のポテンシャルを判断することができないのです。
もちろん、履歴書に書かれている内容をそのまま受け取って採用しても、残念な人材だったことも無数にあるわけですが、そこしか判断材料が新卒には原則、無いんです。
履歴書で見えない部分を見極めて採用するのが人事担当者の仕事なのですが、
ならFランクの大学と東大出身ならどっちの学生を採用するか?
といえば
あなたが人事採用担当で、Fランク大学出身であっても東大卒を採用すると思います。
【理由2】中途の採用基準は経験、実績、スキルなど即戦力採用
一方で中途の採用においては、採用対象の人材のスキルが新卒に比べて明確になっている状態だといえます。
前職での経験、実績、目に見えてわかるスキルなど
この人を採用したら自社の事業に貢献してくれて、採用直後から売上拡大が見込めるから採用するわけです。これが中途採用における基本的な考え方になります。
つまり中途採用は基本的に即戦力採用であり
採用するときに、あなたの能力がある程度、わかった状態で採用しているというわけです。
だから、もしあなたがFランであっても、東大卒であっても中途採用なら
それが採用、不採用の決め手になりません。
なぜなら、学歴があっても事業に貢献できるわけではなく、重要なのはあなた自身の能力そのものであり、それを買って中途採用するからです。
よって冒頭でお話した通り、新卒で不採用だった大手企業も、中途ならなんなく採用されたということはあり得る話なのです。
学歴と仕事ができるかは必ずしも比例しないけど、日本は極度の学歴偏向社会
とはいっても日本は極度な学歴偏向社会です。
わかりやすい例を挙げると「東大王」という番組が視聴率を稼げるように
東大出身であることがブランドになっており
それ自体が視聴者や一般人の興味を惹きます。
だから高学歴であることは、新卒入社に有利に働きますし、低学歴であることは新卒入社には不利に働くのです。もう、これは社会全体がそういう空気感になっています。
企業の人事採用担当は学歴偏向の弊害も理解している事実
一方で、新卒で高学歴卒の人を採用して期待したけど
どうしようにもないくらいに仕事ができない、使えない
理屈ばかりこねて利益を出せない人もたくさんいます。
新卒のときは他に採用の判断材料がないから学歴変更にならざるを得ないのですが、実際に採用したら、あまりにも酷く使えない人材も多いのです。
それゆえに採用担当は、
高学歴=仕事ができる、採用する価値があるとならないことを知っています。
東大の新卒ばかり採用しているような会社もあるのですが
全く戦力にならず、その会社の売上を支えているのは経験豊かな中途採用の人材だったりするケースもあります。そして東大の新卒は、自己顕示欲ばかり高いゆえに数年で転職してしまい、結果的に何も残さず、ただ大手企業に勤めたというバッジを使って、キャリアアップしていくだけのツールに利用されているケースも多いのです。
全てがそうとは断言しませんが、そういうケースが非常に多いゆえに
最近ではポテンシャル不明の新卒採用ではなく
確実に事業貢献してくれる中途採用に力を入れている会社も多いですし、中には極力新卒採用はしたくない、と漏らす採用担当者もいます。
中途で大手一部上場企業に転職する3つのステップ
ここまで読んでいただき、薄々気づいていると思いますが、中途採用は、今チャンスなのです。
コロナ禍がさらに中途採用にチャンスを与えています。
なぜなら、新卒を採用して育成している余裕が企業にないからです。
新卒採用をストップしている会社もあるくらいですから、新卒にとっては不遇の時代でもありますが、その代わり、これから転職を狙っている中途採用組にとっては大きなチャンスなのです。
ならば、どうすれば中途採用で結果を出せるのか?
本当は新卒で入社したかった憧れの一流企業に転職できるのか?
その方法について最後に解説します。
①圧倒的な実績と経験を積む
もう、圧倒的に社会人でないと経験と、実績を積み上げてください。
今の仕事が辛くて、給料も安くても
そこで腐らずに、将来の転職のために経験と実績を積むことに振り切りましょう。そこで培ったスキルが転職では大いに役立つからです。
②スキルを可視化してアピールする
実績と経験は履歴書や職務経歴書に書くことで可視化されますが
文字に書かれた実績と経験は、信憑性が低いのも事実です。
例えば
「XXXという商品を企画して売上100億円達成!!!」
という職務経歴書があったとしても、本当にあなたが100億円達成にどこまで貢献しているのか?職務経歴書にどんなに書いても説得力は低いものです。これは紙である故の限界なのです。
そこで次のようなおすすめの方法があります。
・YouTubeで動画にしてノウハウを公開する
・Twitterやブログで情報発信をする
つまり、あなたのこれまでのスキルや経験を、誰でも簡単に見られるようにネット上で可視化するというわけです。可視化した結果、そこにファンやアクセスが集まれば、それが転職において職務経歴書や履歴書にはない、信憑性のある裏付けになります。
③パイプと紹介実績がある転職エージェントに出会う
スキルと経験の可視化ができたら
あとは転職エージェント選びを間違わなければ、希望する企業への転職にグッと近づきます。転職エージェントはどれも同じではありません。
エージェントと企業は密に結びついており、そこに信頼関係も存在します。
つまりエージェントによってパイプがある企業と、パイプが全くない企業が存在するのです。
ですから、一人の転職エージェントにあなたの転職活動を全て依存するのではなく、まずは多くの転職エージェントに出会って、その中であなたの転職をお任せできるエージェントを2、3名見つけることをおすすめします。
絶対に特定の転職エージェントに依存してはいけません。
私もこれまで5回の転職経験がありますが、その中でもおすすめの転職サービスを下記にピックアップしておきましたので、ぜひ、どれかひとつ登録するところから始めてください。
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