転職したら捨てるべき3つのこと(後悔・失敗しない転職のための必読書)
みなさんは転職経験はありますか?
私はこれまで5回の転職経験があります。
とはいえ周りには10回を超える人もザラにいるので、5回の転職がそれほど多いかというとそうではないかもしれません。
でも、いま振り返ってみると転職のたびに、必ずやってしまう失敗があります。
それは
転職したらからには「すぐに結果を残したい」「認められたい」と思う強い気持ちです。
これって、人間としてすごく健全であり、
誰でも持っている、ごく自然な欲求です。
なぜなら、
これまでの環境では叶えられないものを叶えるために
「結果を残したい」「認められたい」という想いが転職という行動につながるからです。
だから、必ずしもこういう気持ちがダメというわけではありません。
私も転職するたびに、この想いが湧き上がって、それが強いモチベーションになりました。
逆に現在の仕事において「結果を残したい」「認められたい」といった想いが微妙に下がってきた時が転職を考えるタイミングになります。
しかし、こういう想いがあまりにも強すぎると新しい職場で空回りしてしまいます。
真面目で、熱意があって、チャレンジ精神に溢れた人ほど
溢れんばかりの
「すぐに結果を残したい」「認められたい」と思う強い気持ち
が仇になってしまうのです。
その結果、せっかく転職という新しいチャレンジを選んだのに、その人が本来持っている能力も発揮できず辞めてしまう人を何人も見てきました。
空回りしてしまうというわけですね。
これって、本当に勿体ないと思いませんか?
能力があって、やる気もあって転職してきたのに、何もできずメンタル的にも病んで転職を失敗で終わらせてしまう・・・
そうならないように、今回は
「これから転職する人」
「ちょうど転職したばかりの人」
に知っていて欲しい
転職したら捨てるたった3つのこと
というテーマを実際の私の経験をもとにお話します。
せっかくの転職を失敗にさせない、後悔しない転職にするためのヒントを凝縮しましたので転職を考えている方は、ぜひ参考にしてください。
転職したら捨てるべき3つのこと
転職が決まったら
新しい会社に入社したら
その日から捨てて生きるべき3つのことがあります。
これを事前に知っておくだけで失敗しない転職ができるようになります。とにかく、これからお話しする3つに集中してください。
①プライドを捨てよう
私の場合、ITベンチャー企業に転職した経験があります。
ITベンチャー企業に転職するとわかるのですが、現場は圧倒的な年齢と経験のギャップを感じます。
自分よりも圧倒的に若い新卒入社の人が上司になったりします。
そして自分よりも圧倒的にスキルが低く、人間的にも大丈夫かな?
といった人が上司になったりします。
若い会社ゆえの弱点でもあり、一方で魅力でもありますよね。
一般企業なら当たり前にできることが
ベンチャー企業ではできなかったりします。
なぜなら、20代の経験もないマネージャーが、事業の舵取りをしているわけですから、目の前の仕事を片付けるだけで精一杯、当たり前のことも当たり前にできないのです。
何かしら業務の中で結果を出してきたことでマネージャーになったわけですが、能力があるのか、たまたまラッキーだったのか、怪しい部分があります。
一方で中途入社してきた我々は経験もスキルも豊かな即戦力です。
なぜなら即戦力を買われて採用されたわけですからw
となると、転職先の会社では明らかに経験と能力が逆転している場合があります。
そのような中で冷静を維持しながら仕事を遂行しなければならないわけですが、あなたが優秀で経験豊富でスキル満載な人であればあるほど、これって結構タフな精神が求められる状況です。
「知り合いの社長に誘われて転職する」
「元同僚が在籍している会社に転職する」
といったケースを除いて、ほとんどの転職は知り合いもいない真っさらな環境への転職です。
能力的にも大きなギャップがあり、人間としても未熟な人たちと
あなたはゼロから人間関係を作り、彼らを巻き込み、仕事を成功に導く必要があるのですが、そう簡単な話はでありません。
むしろ、彼らにとってアナタは経験豊かな仲間ではなく、彼らの役職を奪う外部からの侵略者のように見られている場合もあります。
「やべー、うちらのポジションを奪いそうな中途が来た!」
といった感じです。
なにせ新卒で経験もないのに高給と役職を手に入れたわけですから
そのポジションを守りたくなる、さらにもっと上を目指す自己顕示欲に溢れたような人たちだからです。
全ての人がそうとは言いませんが、ITベンチャー企業に入ればわかります。
そういう人は本当に多いのです。
このような状況に直面した結果、ITベンチャー企業に転職してきた多くの優秀で経験豊かな中途採用組はどんどん辞めていきます。でも、辞めていく人を悲しむ感情なんで会社にはないのです。
「去る者は追わない」
これはとあるITベンチャー企業の役職者の言葉ですが
去る者を生み出しているのはアナタであって
去るべきものはアナタなのですけど、若さゆえにそこに気づかないわけです。
でも、この会社は世間的には評価も高い優秀な会社だったりします。
こういった会社に転職すると多くの人は転職後で悩みます。そしてまちがいなくメンタル的に病んで失敗します。
でも対外的には凄く素晴らしい超ホワイトの企業だったりするので、なかなか内情はわかりません。内情をわからず中途入社してくる人が多いのです。
では、なぜ、転職がうまくいかないのか?
それは、自分は経験豊かで、能力も実績もあって、いま目の前にいる若い上司よりもずっと上である、というプライドにあなた自身が覆われているからです。
あなたのプライドの高さは自分自身が一番知っているはずです。
だからこそ転職に踏み出せず、今の会社で甘んじている人も私はたくさん知っています。
でもプライドなんてものに価値はないのです。
それもアナタは知っているはずです。
転職をして新しい環境にチャレンジするなら、その時点であらゆるプライドを捨てて、素直になって職場に入り込む努力が必要です。
つまり転職とは、
あなたのプライドを全て投げ捨てて、ゼロから人間関係を構築する覚悟が必要なのです。
つまらないプライドなんて捨てられる人が転職で成功できるのです。
言い換えるならば
プライドを捨てられないなら、転職なんてするべきではありません。
気の知れた仲間と馴れ合いで生きていける環境って凄く楽です。
転職せず、いまの会社に定年までいるべきだと思います。
②過去の実績は捨てよう
この会社では人の入れ替わりが激しく、毎月のように中途入社の新しいメンバーを紹介されます。
中途入社すると、まず挨拶代わりに前職の実績を紹介し、自分は何をやってきたアピールする人は多いかと思います。
これは、中途入社だけでなく、既存社員の中でも
・いまの仕事における露骨な結果アピール
・おれは決裁権を持っている役職アピール
をする人は結構います。
「このプロジェクトの結果は俺のおかげ」
ということをどうしてもアピールしたいのです。
メールの署名欄とかに「マネージャー」「部長」「プロジェクトリーダー」といったように「そこまでする必要あるの?」って思うくらいにアピールしてくる人もいます。
つまり役職とかの権威に縛られているような人たちです。
しかし、転職すると過去の実績などまったくをもってどうでもいいのす。
転職する前は実績のアピールが採用に繋がるので重要なのですが
転職した後は
いま、あなたは何ができるのか、それがすべてです。
もう、これ本当にそうなんですよね。
話を戻すと中途入社してきた人の最初の挨拶で過去の実績について、丁寧にパワーポイントでスライドまで作って話しを聞かされるのですが聞かされている側としては
・過去の実績などまったく興味ないし
・むしろ、その程度の実績を誇りと思っている事に対して哀れみすら感じる
という状態です。
重要なのは
「それで実際のところ何ができるの?」
ということだったりします。
過去の栄光よりも、今何ができるのか?を本当は知りたいのです。
この自己アピールは特に大手企業に勤めていながら転職されてきた方に多く見られます。
でも、その会社にいたからこそ成し遂げられただけで、
そもそも、本当にその人の能力によって達成できたのかもわからない
本当にその人の能力に依存するなら、別に転職せず元の会社に居ればよいですし、能力があるのであれば転職せず起業して会社を立ち上げた方がいいでしょう。
なぜなら、本当に能力があるならば給料を貰うよりも、自分で稼いだ方が何倍も儲かるからです。
でもアナタは色々な理由があったとしても転職というカードを切ったわけです。
だからこそ覚悟して転職したからには
「前の会社では」というフレーズは、禁句にしましょう。
過去の実績なんて捨ててください。
そして、入社したらまず、こんな話をするべきです。
・何のために転職してきたのか?
・いますぐ何が貢献できて
・何ができないので近いうちに解決したくて
・最終的にこの会社のみんなと何を達成したいのか?
これを言えると過去の実績を捨てて転職先で新しいスタートを切ることができます。
転職活動を経て入社したのですから、過去の実績なんてどうでもいい話です。すぐに捨ててしまいましょう。
③固定概念を捨てよう
過去の成功事例に囚われてそこから抜け出せない人もよくみかけます。
・これが正しい
・こうするべきだ
・前の会社ではこうやってきた
固定概念に縛られてしまうとその中だけで物事を進めようとします。
でも、その固定概念って本当に正しいのか不明です。
あくまでも今までの人生では、それでうまくいっているように見えた場合もありますが、たまたまうまく行っているように見えただけで、それら成功は実はあなたのミスや不足な部分を影で尻拭いしていた優秀なスタッフがいたお陰かもしれません。
(実際に私は他人のミスを尻拭いする役割が多かったのですが、他人のミスを尻拭いしても、あまり評価されないんですよね)
固定概念については転職者だけでなく、その会社に長くから働いている既存の従業員の中にも存在します。よって固定概念の一方的な押し付けで、周囲を動かせずただ踠いているだけの人も多くみかけます。
しかし、これをやってしまうと、転職先のメンバーの多くは
「やべー奴が転職してきた!」とあなたを警戒するようになってしまうかもしれません。
固定概念を捨てて、乾いたスポンジのようにあらゆる情報を吸収するような姿勢で臨むべきなのです。
プライド、実績、固定概念を捨てると転職はうまくいく
今回紹介した3つのこと
「プライド」「過去の実績」「固定概念」
を捨てると転職はうまく行きます。
これは5回の転職の中で、私自身もそうですが周囲の中途入社の人を見て確信したことです。
できれば、転職活動をする段階からこれら3つのことを捨てらると、良い転職ができると思います。
なぜなら3つのことを捨てた状態で転職活動をすると、転職活動に対する姿勢も大きく変わるから面接での心象も全然違って相手に伝わるからです。
「プライド」「過去の実績」「固定概念」
3つのことを捨てられたら、あとは転職サービスに登録しましょう。
おすすめはTVCMでもよく見るビズリーチです
定番のサイトなのでまず登録しておくことをお勧めします。
※ビズリーチ公式サイト【PR】
転職活動に限っては過去の実績は武器になります。だから、どんどんアピールしましょう。でも今回、話をしたように入社後はデメリットになるので、アピールを控えるべきです。
でも、さらにライバルと差をつけるならば、
転職エージェントや企業と面接をする時点から
過去の実績や経験、スキルをアピールしながらも
「プライド」「過去の実績」「固定概念」は捨てて頑張る!
ということを伝えるだけでも転職活動の成功率は上がると思います。
なぜならそういう人と私も一緒に働きたい!と思うからです。
まとめ
最後にもう一度おさらいをしましょう
転職したら捨てるべき3つのこと
・プライドを捨てる
・過去の実績を捨てる
・固定概念を捨てる
これができれば、転職は半分はうまくいったようなものです。しかし、これができないと不幸な転職の始まりです。1年持たず辞めてしまうかもしれません。
そして、転職先でスタートダッシュがうまく決まったら次の3つを心がければ、さらに良い転職になると思います。
・与えられた仕事の中でベストを尽くす
・新しい職場の仲間と信頼関係を築く
今までのキャリアでやってきた仕事と比べても、その仕事が微妙であっても、まずは与えられた仕事で徹底的に結果を出すことに注力しましょう。
並行して新しい職場において圧倒的な信頼関係も築いておきましょう。
ところで今回の記事を読んでみて
ITベンチャー企業は、変な人ばかりいるし、環境はドライだし、なんか辛そう・・・と思ったかもしれません。
でも、そういう職場だからこそ、次の3つのことやるだけで信頼関係は作れますし、これができると楽勝です。
・あいさつ(おはよう、こんにちは、お先に失礼します)
・相手を気遣う気持ち(元気ですか?体調どうですか?)
・感謝の気持ち(ありがとう、いつも感謝しています
ごく当たり前のことなのですが、人間関係が希薄なITベンチャー企業では、こんな当たり前のことをやるだけで短期間で信頼関係を築けます。
なぜなら、こんな当たり前のことが多くのITベンチャー企業ではできていないからです。
そして、できていないことに対して強く不信感を持っている人が、ITベンチャー企業の中にもたくさんいます。その不信感、不満に中途入社のアナタが問題解決してくれる希望になればいいのです。
一方で、絶対にやってはいけないこと、それやっても意味ないことが1つあります。それは
「承認欲求を周囲に感じさせてしまうこと」
承認欲求を構成する要素として「出世欲」「お金」がありますが、
「出世」「対価」はあなたが決めることではなく、周囲が決めることなので
これが強く出すぎてしまうと転職はあまりうまくいきません。
個人的には「出世」「お金」に対する欲求って悪いことではないと思うのですが、会社という組織はチームで結果を出すためにあるので、会社で働くという選択をした時点で「個人」はあまり重要じゃないのです。
だから、「出世」「お金」を本気で追求するなら、私は転職ではなく、起業という選択を取るべきだと思います。
というわけで、最後まで読んで頂きましてありがとうございました。
今回の記事が皆様の気づきになれば幸いです。
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