こんにちは
はまねこです
今回は転職活動で書類選考の突破率をあげる方法をお話します。
実際に私もこの方法で転職活動をしてきましたがほとんど書類選考は落ちる事はありませんでした。
もしこれで書類選考を落ちるならば
転職エージェントに問題があるか、
エントリーした企業側が求めている採用条件とあなたの間に大きな乖離がある可能性があります。
採用条件との乖離についてはこちらの記事をご覧ください。
ところで話を戻しましょう。
なぜ、書類選考の突破率があがるのか
突破率があがった原因には職務経歴書でした。
そもそも、はまねこは意識して職務経歴書を書いてきたわけではありません。
しかし、転職活動をするにあたって面談したとある転職エージェントから指摘されたのです。
はまねこの職務経歴書の書き方が極めて特殊である事を
つまり、私が何も考えず普通に作成していた職務経歴書が
世の中の一般的な職務経歴書と比べたら、全然普通じゃなかったのです。
転職エージェントが驚いた1%のレア職務経歴書
転職エージェントが言うには
私がエージェントに提出した職務経歴書の形式は非常に珍しく
ごく稀に見かけるレアな職務経歴書らしいのです。
そのレア度は100人いたら1人くらいの割合ということでした。
つまりレア率1%というわけです。
実は世の中の99%の職務経歴書はこちらのサイトにもあるような
ごく普通の雛形に沿って書かれたものがほとんどです。
いや、普通に考えればこの雛形をコピペして自分のキャリアを埋めて職務経歴書を完成させる人が殆どではないでしょうか
日本人の場合、他人とは違うことを嫌がりますし、違うことをリスクと考える人も多いです。
まあ、雛形に沿って書くことが我々は常識だと思い込んでいます
しかし、冷静に考えると職務経歴書はこうあるべきという御作法は存在しません。ですから、こちらのサイトにもあるような、一般的な職務経歴書のフォーマットを必ずしも遵守する必要はないのです。
転職エージェントが言うには
私が作成した全体から見れば1%のレアな職務経歴書でも全く問題ないとのことでした。むしろ、この「攻めた職務経歴書」の方が、あなたの魅力が伝わりますよ、とのこと。
職務経歴書は自分という商品を企業に売り込む営業資料のようなみのです。
売り込むための営業資料と考えれば、そもそも、どこにでも転がっていそうな職務経歴書のフォーマットで企業の採用担当者の目に留まるのでしょうか?
企業の採用担当者の立場になって考えてみてください。
100通の職務経歴書を全部、目を通すのはしんどい作業です。
しかも全部、同じような代わり映えしない職務経歴書なのです。
一般的な形式の職務経歴書であなたは他の候補者より目立って、採用担当者の目に止まるのか?
まず疑ってかかるべきなのです。
一般的な職務経歴書によるデメリット
100人の応募者がいれば、99人の職務経歴書はありきたりな雛形に沿って作成されます。
たしかに、ありきたりな職務経歴書には必要な情報は網羅されており、これまで何をやってきたのかわかりやすいのは事実です。
しかし、ここで注目して欲しいのは既存の職務経歴書のフォーマットには2つの大きな欠陥があるという点です。
既存の職務経歴書の弱点①
ひとつ目の弱点は、もう話をしましたが
ありきたりな汎用的な職務経歴書では、膨大なライバルに埋もれてしまい、企業の採用担当者の目に留まりにくい、という点です。
いや、そんなことはない!企業の採用担当者はちゃんと見てくれるはず!
残念な話ですが、企業の採用担当者があなたの職務経歴書を隅々まで読み込むことは、まずありません。
なぜなら、大企業になればなるほど100通といわず膨大な職務経歴書がエントリーされてくるからです。
これは企業の採用担当者だけでなく、その後の面接官も同じです。
実際のところ、転職活動をしているとちゃんと求職者のキャリアを理解していないなぁ、と感じる場面に何度と出会います。
膨大な求職者の中であなたの職務経歴書に目がとまり、興味と関心を獲得しなければ何も始まらないのです。
しかし世の中の99%は、ありきたりな職務経歴書の雛形を使って作成されます。
みなさんは、ありきたりな職務経歴書で注意と関心うぃひける自信はありますか?
既存の職務経歴書の弱点②
2つ目の弱点は
既存の職務経歴書フォーマットでは、あなたの過去実績はわかるけど、
・いま何ができるのか?
・これから何をしたいのか?
即戦力としてのアピールが伝わりにくいという弱点があります。
先にお伝えした通り、職務経歴書はあなた自身を売り込むプレゼン資料です。
しかし、既存の職務経歴書のフォーマットを使った時点で、「過去の実績」はわかるけど、「この人は何ができるのか?」
という点がうまく伝わりません。
つまりあなたを売り込む営業資料としての効果が弱くなってしまうのです。
ここに気付けるかで、転職活動の書類選考突破率に大きく影響を与えます。
書類選考から面接までのロジック
職務経歴書はあなたという商品を企業に売り込む営業資料です。
一般的に商品を売り込む場合、資料を見せながら口頭でプレゼンすることが多いと思いますが、これは転職活動における面接に相当します。
しかし、転職活動は幾つかのプロセスが存在します。
転職エージェント
↓
企業採用担当
↓
現場責任者面接
↓
役員面接
この全プロセスを突破するために、口頭でプレゼンできるチャンスがあるか、というと疑問です。
つまり口頭でプレゼンしなくても、営業資料を見ただけであなたという商品に興味を持ってもらう必要があります。
転職エージェント
↓
企業採用担当
↓
現場責任者面接
↓
役員面接
そして注目して欲しいのは、転職活動を行うにあたって転職エージェントを使っている人が多いと思いますが、まず最初に転職エージェントに、あなたは売れる魅力ある人材である事を認識させなければなりません。
ここで転職エージェントの本気を引き出せなければ、書類選考突破率は下がります。
なぜなら転職エージェントもビジネスですから、売れる可能性がある人材に時間を割きたいからです。
つまり売れる見込みのない人材に時間を割きたくありません。
その後、企業面接をこなしていきますが、面接に臨めるかは職務経歴書のアピール次第です。
転職エージェント
↓
企業採用担当
↓
現場責任者面接
↓
役員面接
面接に持ち込めば職務経歴書に加えて、口頭で自己アピールできますが、面接に持ち込むには職務経歴書が一人歩きして営業してくれるだけのパワーが必要です。
既存のフォーマットで職務経歴書を作成したところで書類選考を突破することもできます。しかし、それは限られた人材だけでしょう。
1%の人しかやっていない職務経歴書の書き方
実際にはまねこが作成した職務経歴書の構成をお話しましょう。
既成の職務経歴書のフォーマットとはかなり違うと思います。しかし、このフォーマットでも全く問題なく転職活動に使えます。
そして、転職エージェント、企業の採用担当に他の候補者とは明らか違う強烈なインパクトを与えて、記憶に留めることができます。
P1 | 今までのキャリアサマリを1枚にまとめます。
・企業名、期間、役割、関わったプロジェクト ・その中でも特にアピールしたい成果をできれば数字で記載してください。 |
P2 | キャリアページにまとめるには細かすぎるけど、アピールしたいことを列挙する形でまとめてください
「読ませる」というよりは「読み手を圧倒させられるか」がポイントです |
P3 | CAN
あなたが最低限できること 転職したらすぐに転職先企業に貢献できることを書いてください。あなたを採用すれば最低限これだけはできるので大きなハズレはないと、思わせれば成功です |
P4 | MUST
あたなが今までのキャリアを踏まえて、転職先企業でやらなければならないことを書いてください。 CAN(=最低限できること)だけでなく、あなたを採用すればさらに期待できることを書きます |
P5 | WILL
CANとMUSTを踏まえて、あなたが転職先企業で将来成し遂げたいこと、やりたいことを書いてください。 ただの職探しの転職ではなく、この業界、企業で何を変えてくれるのか、期待感を与えたら成功です。 コロナ禍の中では優秀なプレイヤーよりも、会社の現状を変えてくれるような人材が求められているからです |
P6 | 応募先企業や業界が抱える具体的な課題に対する解決案など、「提案力」をアピールするページを1枚用意します |
P7 | 最後のページに
「最後まで読んで頂きありがとうございました」 または 「御社の事業に貢献いたします。ありがとうございました」 と挨拶だけを一文入れます。 この一文を入れることで単なる「職務経歴書」ではなくあなたを売り込む営業資料になりますし、あなたの内面が読み手に伝わりやすくなります。 |
はまねこの職務経歴書はこのような構成になっています。
P1だけは一般的な「職務経歴書」に近いかもしれませんが、それ以降は自分を売り込む営業資料のようになっています。
これが重要です。
海外からの日本企業への転職希望者は自己セールスがうまい
そもそも海外における転職活動では
職務経歴書というものはあまり重要ではありません。
職歴は履歴書をみればわかりますし、実際に外人が日本企業に売り込む際によく見かけるのは、
これまで何をやってきたのか?
いま何ができるのか?
これから何をしたいのか?
といった自分を売り込む営業プレゼンなのです。
さらには、
自分を採用すれば売上と利益貢献ができる
だから採用する価値がある
というように数字を持って売り込みます。
我々が知っている転職活動とは全く違う転職活動が行われているのです。
一般的な雛形にハメようとする転職エージェントには要注意
さまざまな転職エージェントと話をしても
私が作成した職務経歴書に対してNGを出す人はいませんでした。
むしろ売り込みやすいのでプラスというわけです。
しかし世の中には様々な転職エージェントがいます。
中には自社の職務経歴書のフォーマットに修正を強制するエージェントもいるのです。
自社の職務経歴書とは、ありがちなフォーマットであり、あなたのプレゼン力が効かないステージで戦いをしいられます。
このような転職エージェントからは身を引くのも賢い方法です。
大抵の場合、形にハメたい転職エージェントはあなたに寄り添い売り込むというよりは、数をこなして、あなたを転職させることにしか興味がないからです。
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まとめ
今回は書類選考突破率を劇的にあげる職務経歴書の書き方についてご紹介しました。
戦える職務経歴書を用意できたら、あとは転職サービスに登録するだけです。
是非、妥協せずに攻めの転職活動で
お金もやりがいも手に入れてください!