Vtuber(バーチャルYoutuber)ビジネスで成功するために必要なたったひとつのこと

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いまのままではVtuberビジネスは成功しないのではないかという話

2018年のネット流行語大賞で金賞を受賞したVtuber(バーチャルYoutuber)
次に来るトレンドとして、新たな事業の核になるテーマとして
各企業がこぞって投資をしている、eスポーツと並ぶ、いま注目の分野です。

しかし、本当にVtuberって新しい事業の核になりえるのか?

一時期、メディア先行で大きく取り上げられていながら結局のところ話題先行で終わった3Dテレビや、VR(仮想現実)が、思ったほど成長しなかったことと同様に

Vtuberも現状のままではビジネス的な成功は難しいと考えています。

「そんな事はない、成功が難しい証拠を示せ!」

なんて総ツッコミを頂きそうですが、今回の記事では、なぜ難しいのかという話と詳しく説明していこうと思うのですが

でも今回、この記事でもっともお伝えしたいのは

Vtuberは成功しない(成功の見込みがない)

ではなく

成功するために超えるべきハードルがある
そのハードルにいち早く気づいた人が勝利できる
(まだ気づいている人少ないかも!?)

という前向きな話なので、むしろVtuberで成功したいと考えている個人、企業の方の参考になればと思っています。

あまり知られていない、まだそこまで深く考えている人も少ない
現状から見えてきたVtuberの本質に迫る話をしたいと思います

Vtuberのマネタイズ方法(収益)について考えてみた

なぜ、個人や企業がVtuberに可能性を見出して投資をするのか?
それはシンプルに、事業として儲かる見込みがありそうだから

または企業からすると、新しい事業を開拓して、新しい収入の柱を作らなければならない
企業ゆえの宿命を背負っているから

といえるかもしれません。

例えばGREEは子会社を通じてVtuber事業に100億円の
投資をするというアナウンスを出しています。

こちらの記事で特集したROIの観点で言うならば

100億円投資して、200億円のリターンがあれば
ROI 200%というわけで、
何かしら目標ROIを持っており
それが見込めるから(見込みたいので)投資している

と思われます。

ならば、何を持って儲けるのでしょうか。

そこで、Vtuberによるマネタイズ(収益として見込めるもの)について
現時点で考えられるものをまとめてみることにしましょう。

①Vtuberによるネット上の広告収入
→Youtuberの動画広告と同じ

②誰でもVtuberになれるサービス提供による会費収入
→Amazonプライム等に代表される、サブスクリプション課金モデル、またはアバターのような売り切りモデル

③Vtuberによるキャラクターグッズ収入
→アニメ、マンガキャラクターと同じ扱いの版権モデル(Vtuberによるライブ、イベント出演費などもここに含まれます)

と分けることができそうです。

他にもこれから新しいマネタイズ方法が出てくるかもしれませんが
とりあえず、現時点でこんな感じでしょう。

①Vtuberでネット広告収入の可能性

商品を紹介すると購入したくなる
アプリをインストールしたくなる
そんな共感を生む深夜の通販番組と同じ効果が
Youtuberのマネタイズの源になっています。
そこをVtuberでも狙おうという考え方はごく自然だと思います。

ならばYoutuberと同様に
Vtuberが商品やゲームアプリを紹介したら
購入したくなるのか、アプリをインストールしたくなるのか
という単純な話になるのですが、現実はそんなに単純ではないようです。

現状、VtuberがYoutberと同じことをしても、Youtuberと同じ水準で視聴者の購買意欲を刺激することが困難である事がわかっています。

本当にそうなの?

と疑問に思うなら実際にVtuberにYoutuber的な広告をさせて効果検証してみてください。
Vtuber、Youtuberの人気や登録者数に関係なく、VtuberはYoutuberの広告効果に及ばないことに気づくでしょう。

ここで、素朴な疑問として、

そこそこ登録者数がいるのに、なぜ、Vtuberは視聴者の購買意欲を刺激できないのか?

と思われるかもしれませんが、これについては、ほぼ核心に近い明らかな事がわかっています。

それは

Vtuberは生身のYoutuberと同じレベルで
視聴者の心を動かし、共感させることができません。

深夜の通販番組や、Youtuberにおいても、
それを見た視聴者は、その番組に出演している人に対して共感した瞬間に
購買意欲が高まる

という定理にも近い、事実が存在するのです。

では、なぜVtuberを見ても視聴者は共感できないのか?
大きな原因として次の2つが考えられます。

①Vtuberは声優が演じているキャラクターであることを、視聴者は無意識のうちに察知しており、無意識のうちに冷めてた状態で接しているから

②Vtuberは技術先行で生まれたため、例えば売れない地下アイドルが頑張った結果、その努力の結果、紅白歌合戦に出場したような共感できる背景(=ストーリー)がすっぽり抜けている

ここから推測すると、

次のポイントを抑えることで
人を共感させるVtuberをつくりだし、
Youtuberと同様にマネタイズに繋げられるヒントがありそうです。

・Vtuberは中の人が演じている事を一切意識させず
・ストーリーを感じさせる背景を持たせ
・まるで生身の人間のように
・そこに生きているように設計をすること

これがVtuberとして、
ライバルに勝ち、一歩、先を行く事ができるヒントといえます。

まるで新人アイドルを育てていく感覚に似ていますが、アイドルを応援したくなる気持ちにも、必ず共感という感情が必要となります。

となると現在のVtuberは、新人アイドルを応援したくなる、共感とはちょっと遠い印象を持たれるかもしれません。例えば

・Vtuberの中の人を見せてしまうような演出
・数字を獲得するためにギリギリまで攻めたネタに寄った映像制作

これらはファンの共感を生みにくく、むしろ逆行する恐れがあるため
仮に目新しさ、面白さでVtuberの登録人数は獲得できたとしても、なぜかマネタイズで苦戦してしまうという現象が発生するのです。

そこで、これから新しいVtuberを立ち上げようと考えている方は
ただVtuberを始めてみるのではなく、そのVtuberの背景や歩んでいくストーリー設計をつくることで、Youtuberが持つ共感力に近づくことができると思うのです。

②Vtuberになれるサービスで課金収入の可能性

とある事情によりYoutuberはできないけど
顔見せの必要がないVtuberなら誰でもなれる
ゆえに、誰でもVtuberになれるサービスにビジネスチャンスがある

という発想が根底にありますが

そもそも大前提として
世の中の多くの人は

「タレントとしてのYoutuberには興味はあっても」
「その他、大勢の一般人や友だちに対して、それほど興味はない」
「むしろ、近年はSNS疲れが蔓延しているゆえに、本気でVtuberになりたい人は限定的」

という大きな事実が存在する事を忘れてはいけません。

そこを超えてもVtuberをしたいという人は
むしろYoutuberをやるべき

という身もふたもない事を私は言いたいのですが、その理由は

Youtuberに比べて、Vtuberでできる事は
ゲームの実況プレイとか、会話中心のコンテンツなど
その画面内で完結できる事に制限されます。

つまりコンテンツとしての面白さを出す上で
大きな制限が存在し、そこで面白さを出せる人が
どれほどいるのだろうか

という話になるのです。

また、結局のところ、「Vtuberになれるサービス」は
ガラケー時代に人気となったアバターや、FacebookやTwitterのアイコンと
同じ程度しか価値を見いだせない可能性もあります。

③Vtuberによるキャラクターグッズ収入の可能性

キティちゃん、ポケモン、アンパンなど
世の中には多くの人気版権キャラクターがありますが、
その版権力は長い時間をかけて蓄積された、体験やストーリーを通じて
作られています。

新しいキャラクター版権を育てるには膨大な努力が必要であり
人気キャラクターの影には、星の数ほどに消えていった無名のキャラクターが存在します。

今後、一部Vtuberの中には、キャラクターとして確立した人気を
得るものも出てくるかもしれませんが、

キャラクタービジネスの本質は
人間の人生体験とリンクした上で共感を生み、キャラクターと人間が共に成長していく事にありますので、とにかく膨大な時間を要します。

その長い時間軸がVtuberの事業スピードと合わないんじゃないか

という話です。

キャラクターに対する信頼や忠誠心は
そのキャラクターの背景ストーリーと
そのキャラクターを愛する人の人生経験や
キャラクターに対する共感などが
複雑に絡み合った結果生まれ、世代を超えて継続していくため
1、2年でVtuberを軸にしたキャラクター版権ビジネスを
立ち上げるのは難しい話です。

立ち上がっているように見えても
それはトレンド先行で注目されているだけだったりするものです。

ならば、そのキャラクターの絵が付いた消しゴム(機能的アドバンテージなし)が売れるのか、という話になります。

機能的アドバンテージがないグッズでも
そのキャラクターがプリントされることで売上に影響を与える状態が
キャラクタービジネスが立ち上がった状態だと言えます。

誰もが新しいキャラクタービジネスを立ち上げたいと思ってやみませんが
この業界に関わった人なら誰もが
ゼロからキャラクターを立ち上げる産みの辛さを知っています。

時間的な問題もありますが、前にも話をした通り、現状のVtuberの多くは
共感できる背景やストーリーが欠如していますので、本気でVtuberによるキャラクター版権ビジネスを狙うなら、まずは共感を生み出すストーリー設計から、始める必要がありそうです。

まとめ

今回、強く伝えたかったのは

Vtuberには「共感」される「ストーリー」が必要であり、それを設計でき実行できた人がVtuberにおける本当の成功を獲得できると思っています。

また、もうひとつ付け加えるなrば、これからVtuberを立ち上げる上では

「登録者数100万人」が重要ではなく
そのVtuberキャラの背景やストーリー設計をちゃんとやった上での
「価値ある熱狂的ファン1万人」が重要だと思います。

なぜなら、
登録者100万人でも、そこに共感力がなければ
マネタイズ化が難しいことを
我々は知っているからです。

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